| 在来工法とユニットバス | 浴室リフォームの流れ | 浴室リフォーム施工の流れ |
| 浴室換気暖房乾燥機 | 浴槽の種類 | 浴室リフォームポイント |
在来工法とユニットバスの特徴
浴室には大きく分けて『在来工法』と『ユニットバス』の二つのタイプがあります。 『在来工法』は職人さんが家ごとに大きさに合わせて造ります。 『ユニットバス』は、床・壁・天井・浴槽などを工場生産し、現場で組み立てる浴室です。 どちらの方がよいというわけではありませんが、ここではそれぞれの長所、短所を ご紹介しますので、どうぞご参考にしてください。
在来工法の特徴
在来工法の浴室は職人さんが家ごとの大きさに合わせて造るので極端に縦長の空間や 変形の空間にもきちんと納まります。
また、ヒノキや大理石など浴室の素材や大きさを自由に 選ぶことができるのが大きなメリットです。 デメリットは工期が2週間程度と長くかかり、それに伴い工事費も高くなります。
また、職人さんの腕により仕上がりにばらつきも出てしまいます。
≪在来工法の注意点≫
在来工法の浴室ではタイルの下に防水処理を施しています。しかし、老朽化によりこの下地に亀裂などが入ると表面のタイルがキレイでも水漏れが起きてしまいます。 水漏れを放置すると風呂場の土台が腐るだけでなく、隣の部屋の床や壁をも腐らせてしまう場合があるので注意が必要です。また、タイルや目地にも定期的なメンテナンスが必要です。
ユニットバスの特徴
メーカーが工場で製造する床・壁パネル・天井パネル・浴槽・ドアの各パーツを選び、 現場で組み立てます。
軽量で工期も3~5日程度と工事が簡単なため工事費も比較的安く すみます。工場生産のため性能が均一で、
最近は在来工法のタイル貼りに劣らないほど デザインやグレードのバリエーションが豊富になりました。防水性・断熱性に優れています。
≪ユニットバスの注意点≫
工場生産のユニットバスには規格サイズがあります。 そのため、サイズに当てはまらないと 設置ができない、またはデッドスペースができてしまうケースもありますのでご自宅の 浴室に合わせて選ぶことが重要です。
浴室リフォームの流れ
| 1. | 現場調査 |
まずは現場調査に伺い、浴室の採寸を行います。 その際、現在の浴室に対する不満点やご要望などを一緒にお伺いします。また、リフォームに 必要なお住まいの状況やお客様のライフスタイル・ご家族構成・ご予算等のお話なども伺います。 |
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| 2. | お見積りの提出 |
現場調査でのお住まいの寸法・不満点やご要望から最適なプランを作成します。 何度か打合せをして、商品の詳細プラン(設備の詳細・プラン等)までを決定していきます。 その後、そのお見積・プランの内容にご納得して頂けたらご契約となります。 | |
| 3. | 商品選択 |
商品の詳細(色や柄など)の最終決定します。 ユニットバスの色はもちろん、浴室ドアの枠材色、洗面内装などの色・柄も決定します。 | |
| 4. | 工事着工 |
工事申し込みより約2~3週間後から工事が始まります。工事の事前準備や職人の手配(ユニットバスの場合は生産に2週間程かかります。)のため これくらいの期間の余裕が必要です。工事着工より在来工法なら約2週間、ユニットバスなら 3~5日程で仕上がります。仕上がりまでもちろん浴室を使用することはできません。 | |
| 5. | 完工引渡し |
浴室が無事完成したら引渡しとなります。この日から新しい浴室で入浴することができます
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浴室リフォーム施工の流れ
浴室リフォーム施工(解体からお引き渡しまで)の流れをご紹介します。
[1]解体作業
まずは、既存の浴室を解体します。工事中、お住まいや家具等に傷が付かない様、 事前にしっかりと養生を行ないます。 タイルの浴室を解体するので大きな音が出ますが、 事前にご近所へ工事のご挨拶に伺います。
[2]木工事・補修作業
解体後、長年の使用により、土台が一部腐っていたり、シロアリの被害にあっている ケースがあります。その場合、土台やその他木部の補修を行ないます。 (解体後、特に異常が見られない場合でも施主様のご希望があれば土台・木部の交換、 補修等を行ないます)。 また、既存窓から新規窓への交換がある場合は この時点で交換を行ないます。
[3]ガス・給排水管移設、土間コンクリート打ち
ガス管や給排水管を新しいユニットバスに合わせて振り直します。 老朽化した部分を撤去し、新しいものを繋ぎ直します。それが終わるとユニットバス 設置部分に土間を打ちます。 ユニットバスはお湯をはり、人が入ると総重量が 500~600kgを越えます。 その重さを支える足を安定させるため、また、洗面室との床面 をフラットにするためにコンクリートで土間を打ち、高さを合わせます。
[4]ユニットバス床設置
ユニットバスの床を取り付け、ガス管・給排水を接続し、きちんと機能しているかの テストを行ないます。また、ユニットバスの足を微調整し水平が保たれるように 設置します。
[5]浴槽取り付け
床に続いて浴槽を設置します。
[6]壁パネル加工・組立
新しいパネルを加工し、1枚づつ丁寧に設置していきます。パネルとパネルの 間には目地材をしっかり入れるので、目地から水漏れの心配はありません。
[7]天井組立
床・浴槽・壁パネルの設置が終わったら、天井を設置します。電気の配線はこの時点で行ないます。
天井には点検口があり、工事後はここから電気配線等の点検ができます。
[8]器具取付
ユニットバスの組立が終わったら、シャワーや水栓・リモコン・手すり等の器具を 取り付けます。 器具の取付位置には事前に下地を入れます。手すり等はお客様の使 いやすい位置を事前に伺ったうえで設置します。
[9]ドア枠設置・完成!
最後に出入口ドアのドア枠・ドアを設置します。リモコン・水栓等と壁の接着面には コーキングを施し、これで浴室は完成です。
その後、お客様にご確認いただき問題が なければお引き渡しとなります。リフォーム後、お使い頂き不備に気付かれた場合は、 すぐに対応いたしますのでお申し付けください。
浴室換気暖房乾燥機
浴室にはバスタイムをより快適に楽しく過ごせるアイテムがたくさんあります!
ここではそんなアイテムをご紹介していきたいと思います。
浴室換気暖房乾燥機
梅雨時でも天気を気にすることなく浴室で洗濯物を干すことができます。
更に、換気・暖房・涼風機能も付いている優れものです。
カビの防止や浴室と洗面室の温度差の 軽減にもオススメです。後付けタイプとして(天井付け、壁付け)もありますのでご自宅の 浴室に合わせて選ぶことができます。
ヒートショックにご注意ください
「ヒートショック」とは急激な温度の変化により体がダメージを受けることです。
人間の身体は、 暖かい場所から寒い場所へ移動すると、体の熱を外に逃がさないよう血管が収縮し血圧が上昇します。 逆に寒い場所から暖かい場所へ移動すると血管が拡張して血圧が低下します。
この変化が急激であればあ るほど体が受けるダメージも大きくなるので、血管がもろくなったお年寄り、高血圧や心肺の慢性疾患を持 った方は特に注意が必要です。
日常の生活でヒートショックが起こりやすいのが冬場の入浴です。裸になり寒 い浴室に入ると血圧が上昇し脳出血の危険が生じます。
また、ゆったりと湯船に浸かっていると血圧が低下し 、さらに発汗作用で水分が失われ「脳梗塞」や「心筋梗塞」の危険が出てきます。
このヒートショックの防止には、 浴室の温度を上げ、暖かい居間などとの温度差を少なくすることが必要です。浴室暖房機は温度差の軽減に役立ちます。
浴槽の種類
浴槽の大きさや形は大きく分けて(1)和式、(2)洋式、(3)和洋折衷の3つの種類があります。
浴室のプランニング等により決まりますが、それぞれ特徴があります。
入浴スタイルに合わせて選ぶようにしましょう。
(1)和式
(長さ 800㎜~1200㎜、深さ 450㎜~650㎜)
和式は深さがたっぷりあり、ひざを折って入るので肩までつかりたい人向きです。 ただこの入浴スタイルは水圧による影響で体が収縮し、呼吸運動や心臓の働きが活発になり、
心臓病や高血圧の人、あるいは高齢者にはあまり好ましくないとの指摘もあります。
(2)洋式
(長さ 1400㎜~1600㎜、深さ 400㎜~450㎜)
浅く長い浴槽に寝た姿勢で入浴できる洋式は身体に無理な圧迫をかけません。 ただし、体が浮くことがあり、肩まで疲れないと寒く感じます。
また、介護を必要とする人を入れる場合には、縁が低いので入れやすいのですが、滑りやすく 立ち上がりにくいので、滑り止めや手すりが必要です。
(3)和洋折衷
(長さ 1100㎜~1600㎜、深さ 600㎜)
和式と洋式の長所を合わせたタイプ。肩までつかれ、適当に身体を伸ばすこともできます。最近はこのタイプがよく使われるようになってきました。
浴槽の材質と性能
| 材質 | 耐久性 | 保温性 | 手入れ | その他 |
| ステンレス | ◎ | 〇 保温材をつける | 〇 中性洗剤・スポンジで洗う | もらいさび・汚れに注意 |
| ポリエステル | △ 多少変化 | 〇 保温材をつける | △ 中性洗剤・スポンジで洗う | 火気・汚れに注意 |
| 鋼板ホーロー | △ 要手入れ | 〇 保温材をつける | 〇 中性洗剤・スポンジで洗う | もらいさび・汚れ・欠けに注意 |
| 鋳物ホーロー | 〇 | 〇 保温材をつける | 〇 中性洗剤・スポンジで洗う | もらいさび・汚れに注意 |
| さわら・檜 | × 手入れ重要 | 〇 | × | 入浴後の手入れが重要・漏水注意 |
| 陶器 | ◎ | × | ◎ | 急熱に注意 |
| タイル | × 目地が弱い | × | △ 目地に手間どる | 目地が変化してくる。漏水注意 |
リフォームポイント
Q.1 高齢者に配慮した浴室にするには?
浴室の事故で最も多いのが「転倒」で浴室事故全体の48%を占めています。 しかもその50%が65歳以上の高齢者による事故です。 浴室は日常生活の動作の中で最も複雑な動作が多いと言われる場所です。 入浴動作に気を付けると共に、浴室内の設備を整えることで事故を事前に予防することができます。 改善方法としては以下のような 方法があります。
(1)暖房設備の設置
浴室と廊下、脱衣所との室温の急激な変化による高齢者の方への身体的負担を軽減するために、 脱衣所と浴室の両方に暖房設備を設置することが望ましいです。 浴室と脱衣所の室温を一定に保て るような工夫をしましょう。
(2)出入口
開き戸は中で人が倒れると引っかかり、外からドアが開かなくなってしまいます。ドアは引き戸か外開き戸にし、 外からも開錠できるようなものを選びましょう。 幅は650㎜(できれば800mm)以上のものをオススメします。
(3)転倒防止
浴室と脱衣所との段差はつまずきやすく危険です。段差は0~20㎜に抑えてつまずきを防ぎましょう。
既存浴室のままでも、滑りにくい加工の浴室すのこを段差に合わせて設置する方法があります。 また、従来の床はとても滑りやすく、足の不自由な高齢者の方や小さな子供にはとても危険です。
水はけが良く、滑りにくく安全なものを選ぶようにしましょう。
(4)浴槽はまたぎやすい高さに
浴槽にまたいで入る際にも注意が必要です。浴槽の高さは300~450㎜くらいのものがオススメです。 簡易的な方法としては浴室用のステップ台などもあります。
(5)手すりの設置
洗い場の立ち座り、浴槽の出入りをスムーズにするため、転倒の予防に手すりを設置しましょう。 手すりはIタイプ、Lタイプタイプがあり、用途別に使いやすい位置に取り付けましょう。
(後付タイプもあります) 一般的には右図の位置2箇所に設置する事が多く、浴槽を出入りする際に縦の手すりを、 浴槽で立ち上がる際に縦の手すりを使用します。
Q.2 2階にもユニットバスを設置できますか?
2階にもユニットバスは設置可能ですが浴槽にお湯を張ると非常に重くなるので、 場合によっては補強工事が必要になるかもしれません。
在来工法の浴室では防水加工が必要で、 水漏れの可能性も高いですが、ユニットバスに関してはよほどのことがない限り水漏れの心配はないと思います。
2階の浴室のメリットとしては日当たりや風通しが良い事、防犯性が高くなるので大きな窓を付けられ るなどがあります。
また、2階に浴室を設ける際は洗濯機や洗面台なども必然的に2階になることが考え られるので2階のベランダに洗濯物を干している、
1階は水廻り分もリビングや家族の共有スペースとし てできるだけ広く取りたいという方にはいいかもしれません。
デメリットとしては漏水の心配、高齢者の方 の階段の昇り降りの危険性などが考えられます。
どちらにしても、家族構成やライフスタイルに合った設置場 所をよく検討しましょう。