| 外壁の種類 | 塗替え時期の見分け方 | 外壁塗装の流れと注意点 |
| 塗料の種類と耐久年数 | 屋根の形状 | 屋根材の種類と特徴 |
| 屋根のリフォーム時期 |
外壁の種類
外壁の素材にはいくつか種類があります。それぞれ風合いと共に、耐久年数や費用にも違いがあります。ここでは外壁の種類についてお話します。
サイディングとは
サイディングとは、外壁に張る乾式の板状の外装材のこと。
工場で生産された製品で、耐火性や耐久性などに優れたものが多く販売されています。
最近では、セメント(窯業)系・セラミック系・金属系サイディングなどがあり、デザインが豊富で比較的安価なため多くの住宅の外壁材として使用されています。
金属系サイディングは耐久性が高く軽量なため、リフォームに向いています。
従来のものは施工後数年ごとに塗装が必要でしたが、最近では汚れに強いもの・塗装までの間隔を長く取れるものができています。
モルタル外壁とは
モルタルとは、砂とセメントと水を練り混ぜて作った材料で施工した外壁のことです。この上に塗装や吹付け(塗料に砂を混ぜて吹付ける方法)などで仕上げてあるのが一般的です。
このモルタル自体の防水性は低く、塗装が防水の役割を果たしているので、塗装が劣化してくると徐々に水分を吸収し、建物の劣化を招きます。
右図は塗装仕上げの表面。
タイルとは
タイルとは、土を焼き固め、板状に焼成されたもの。耐候性、耐火性、防水性などに優れ、外壁や水廻りを中心とした内外装材として使われています。
外装用に使われるのは陶磁器製で防水性に優れ、タイル自体の経年劣化はほとんどないのでメンテナンスも比較的容易です。(ただし、目地にはセメントやモルタルが使用されています。
目地は性質上カビの発生源になりやすいので、こまめな清掃が必要になります。)
それぞれの耐久年数
種類 |
耐久年数 |
特徴 |
| サイディング | 20~25年 | 一般的には5~7年でシーリングの打ち替え、7~8年で再塗装が必要と言われています。 金属系サイディングはサビの防止を防ぐため10~15年を目安に再塗装をした方が良いと言われています。 |
| モルタル | 20~25年 | 3~5年程度で亀裂が見えることもあり、その場合は部分的な修繕を行ないます。 7~10年で部分的な塗替えや吹き替えを、15~20年を目安に全体の再塗装を行ないます。 |
| タイル | 30~40年 | 目地の塗替えは10年ごとくらいにやった方が良い。割れたタイルや目地をそのままにしておくと、目地から薄いが浸入し建物に悪影響を与えます。 |
塗替え時期の見分け方
外壁の塗替えは、一般的に10年が目安とされています。周辺状況により違いはありますが、外壁は毎日の直射日光や雨風からお住まいを守っています。 10年も経てば室内の水廻り同様、劣化が確認できるようになります。
クラック(ひび割れ)
外壁や基礎などにできる亀裂やひび割れのこと。主なクラックの原因としては地震や台風など外部の力により構造躯体が動いたためにできる場合や、塗料の劣化による場合などがあります。
外見上、目立たないのでそのまま放置するとそこから雨水などが入り込み、内部の躯体を腐らせる原因にもなります。
チョーキング(触れると手に白い粉がつく)
紫外線などの影響により、塗膜の劣化が進み、触ると手に白い粉がつく状態のことで、塗膜の表層の劣化がかなり進んだ状態です。
さらに劣化が進むと塗料が剥がれ落ちてきます。
防水性悪化の原因となるので早めに対処しましょう。
コケやカビが生えている
チョーキング現象などにより防水効果が低下し、雨水や湿気が入りやすくなり、カビの発生、外壁の腐食の原因になります。
さらに10年以上経過すると壁内部での結露もおきやすくなる、柱や土台など躯体自体の腐食を招く恐れもあります。
上記の様な現象が見られたら、塗装の必要があります。そのままの状態で放置すると防水効果の低下した外壁より雨水が浸入し、建物の柱や土台などの躯体部分を腐食させてしまいます。 外壁塗装はお住まいの外観を美しく保つだけでなく、お住まいを守るために必要なのです。きちんとメンテナンスを行なうことで費用を最小限に抑え、お住まいをより良い状態で維持することができます。
外壁塗装の流れと注意点
[1] 足場の設置
塗装工事に必要な足場を設置し、飛散防止用ネットを張り、周囲に汚れが飛び散るのを防ぎます。
[2] 高圧洗浄
新しく塗る塗料の密着性を高めるために外壁に付いた汚れ(カビやコケ)を高圧洗浄でキレイに洗い落とします。
[3] 下地処理
ひび割れの補修や目地の補修等は塗装前の下地処理として行ないます。
[4] マスキング・養生
窓などの塗装をしない部分を塗料から保護するために、ビニールシートなどで覆います。
[5] 下塗り
下地材と上塗り材とを密着させるため、塗料の発色を良くするために行ないます。
[6] 中塗り・上塗り
仕上げの塗料を中塗り・上塗りと2回塗ります。2回塗ることで塗料の性能を高め、塗膜圧を確保することができます。
[7] 足場撤去・完工
工事の仕上がりをお客様と確認し、足場を撤去し完工となります。
外壁塗装の際のポイント
外壁塗装は天候に左右されやすい工事となります。悪天候により工期が前後することも視野に入れて工事時期を選びましょう。 また、今回のように外壁塗装には足場が必要なケースが多いので、この機会に屋根や雨樋のリフォームも一緒に行なうと経済的です。
塗料の種類と耐久年数
塗料の種類と耐久年数、特徴です。耐久年数は周辺地域の状況や壁の方角によっても異なりますので目安としてご覧ください。
種類 |
耐久年数 |
特徴 |
| アクリル塗料 | 4~7年 | 費用が一番安い塗料です。とりあえず塗り替えたいという時におすすめの塗料です。 |
| ウレタン塗料 | 7~10年 | 費用と耐久年数のバランスの良い塗料です。汚れが付きにくく落ちやすい「邸汚染塗料」と言われ、ツヤがキレイに出て長持ちします。 |
| シリコン塗料 | 10~13年 | 「超低汚染塗料」と言われるウレタンの効果をさらにアップさせたような塗料です。ツヤは非常に長持ちし、色褪せも少なく、いつまでも美しい色を保つことができます。 |
| フッ素塗料 | 17~20年 | 塗装表面に紫外線が当たると超親水化になることで汚れが雨で流されやすくなり、いつまで美しく保たれます。フッ素樹脂を使用しているので高耐候性です。 |
屋根の形状
屋根の役割は、雨水が建物内に浸入しない様、効率よく外に長し落とすことです。
外観上美しいものや創意を凝らしたものも多くありますが、複雑なものよりはシンプルな作りの方が効率が良いようです。
どんな形が良いとは一概には言えませんが、代表的な屋根の形状とその特徴をご紹介します。
| 切妻(きりつま)屋根 | 寄棟(よせむね)屋根 | 片流れ屋根 |
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| 最も一般的な屋根の形、棟(屋根の頂部)を境に両方向に傾斜する「逆Ⅴ字型」の屋根です。 小屋裏(屋根裏にできる空間)の通気がしやすく、単純な形状は雨じまいもしやすくとても合理的。 屋根材のロスも少なくコスト面でも◎ |
四方に向かって傾斜する形(降棟:くだりむね)で四柱造(しちゅうづくり)とも呼びます。 その構造上、頑丈なのも利点です。台風などの風圧に対して最も強いと言われています。 |
片方に全面的に傾斜している一番シンプルな形の屋根。 屋根材のロスが一番少ない形でもあります。 |
屋根材の種類と特徴
粘土瓦
粘土を形成して焼いた屋根材で、形によって和瓦と洋瓦に分けられます。いぶし瓦・陶器瓦・塩焼き瓦などの製法があり、伝統的な家屋の美観として親しまれています。
瓦葺きは、耐火・防水・断熱・遮音性に優れていますが、重量がありるので地震には注意が必要です。また、衝撃によって割れやすいのが欠点です。
メンテナンス:30~40年で葺き替え
コロニアル(スレート)
本来は玄昌石を材料にした、薄い板状の屋根材です。
一般的に普及しているのは彩色コロニアルで、セメントと繊維を原料としてつくられており、軽量で施工も容易、色も豊富なので現在最も多く使われている屋根材です。
割れやすい欠点もありますが、差し替えも容易にできます。
メンテナンス:8~10年で急激に劣化・5~7年で塗替えが必要
金属屋根(ガルバニウム鋼板)
耐食性の高いガルバニウム鋼板にポリエステル樹脂を焼付塗装した鋼板です。
耐食性・加工性・耐熱性・熱反射性と鉄に対する犠牲防食作用を持ち合わせた高耐久性表面処理鋼板です。
また、軽量なので建物に負担をかけません。地震等の災害対策の際に、改修での屋根の重ね葺きなどに最適です。
メンテナンス:40年以上はもつ。
普段はなかなか気に掛ける事は無いですが、屋根は常に太陽光や雨・風などにさらされています。
長期間かけての劣化(塗装の剥がれ、コケや藻の発生、瓦やころにあるの割れ、金属の錆び)を放置すると雨漏りの原因となり、被害が広がると修繕工事も大規模なものになってしまいます。
そうならないためにも、劣化部分を放置せず、一定期間ごとにメンテナンス(塗替え・葺き替え)が必要になってきます。
屋根のリフォーム時期
瓦のズレは、美観性の低下と雨漏りの原因になります。
また、今にも落ちそうな瓦は通行人にとっても危険です。見つけたら修理をおすすめします。
瓦のズレ
粘土を形成して焼いた屋根材で、形によって和瓦と洋瓦に分けられます。いぶし瓦・陶器瓦・塩焼き瓦などの製法があり、伝統的な家屋の美観として親しまれています。 瓦葺きは、耐火・防水・断熱・遮音性に優れていますが、重量がありるので地震には注意が必要です。また、衝撃によって割れやすいのが欠点です。
屋根の破損
屋根の破損は、雨が直接浸入し、防水層がある下地に回りこみ、気付かないうちに下地を腐らせ、雨漏りの原因になります。
屋根のサビ
トタン屋根のメンテナンスを長期間怠ると、サビが発生します。
サビは劣化が進むと穴が開き、雨漏りの原因になることもあります。
屋根の枯葉・コケ
屋根に溜まった枯葉やコケは、雨水を引きこみ、雨漏りの原因になります。また、屋根の美観を損ねてしまいます。
上記は、メンテナンス時期のある程度の目安です。
また、経験のない方が屋根に上ると危険なのはもちろんのこと、被害を広げてしまうこともありますので、以下のような症状に気付いた際は、専門の業者さんに相談することをおすすめします。


