夏を代表する花、ヒマワリ。太陽の形にも似ていて、まさに「向日葵」という感じがピッタリですね。 学名の「ヘリアンサス」も太陽の花という意味で、英名も「サンフラワー」と言います。
 ヒマワリの原産は北アメリカ中西部の広い野原で、もともと背は高くなく、花も小型でした。古代インカ帝国でも、「太陽の花」として尊ばれたようです。石造りの神殿にヒマワリの花が彫られ、司祭や太陽神に仕える聖女たちは金細工のヒマワリを身に付けていました。十六世紀の大航海時代を経てヨーロッパにヒマワリが伝わると、各地で改良栽培されていきました。フランスのルイ十四世は「太陽王」の名前のとおりヒマワリを好み、自分の紋章にもしました。 日本語のヒマワリの語源は「日回り」、つまり日(陽)を追って回る花という意味です。実際に、若い茎や咲き初めの花は太陽の動きと一緒に動きます。これは、光が当たらない部分の成長ホルモン濃度が高くなり早く成長するため、茎が光の方向へ曲がるためです。つまり、太陽の後を追って動くわけです。だから充分に成長した後は動かなくなります。 |